(2021.9.26 更新)
前回の更新からかなり月日が経ってしまいました。
現在製作中のPBY-5Aカタリナ、一気に完成させてこのページを更新しようと思っていたのですが、最初に書いた通りデカールのトラブルが尾を引いてしまい、途中で作業が何度も中断してしまいました。
この度、最大の問題を克服できたため、約5か月ぶりに更新に漕ぎつけました。
【注意】私のWebページに毎日たくさんのメールが寄せられてきます。オカヒデは日本語しか読めません。なので、せっかくですが、日本語以外のメールは全て読まずに破棄しています。なので海外の方で、もしご意見があれば、お手数ですが、日本語に変換したうえでお寄せください。
【Caution】 A lot of emails are sent to this web page every day, but in principle, Okahide can only read Japanese (I tried to read English emails with conversion software, but every day this is all emails. Because I can't handle it). Therefore, I will unconditionally discard all non-Japanese mel. So, if you have any opinions, please send them after converting them to Japanese.
オカヒデの「楽しい模型道!」
PBY-5A CATALINA
第五弾 Part 2(20201.9.26更新)
前回は前脚の 収納部分と胴体パーツの間にできた隙間を埋める作業まで紹介しましたが、それ以外にも幾つかの重大な問題に直面していました。 その一つがキャノピーの問題です。
レベルモノグラムのキットにありがちなのですが、このキットも透明部品のクオリティがあまり高くありません。特に問題だったのは、コクピットのキャノピー左下端(右側も若干)が内側に湾曲していて、そのまま機体に接着するとキャノピーから胴体にかけてのラインに大きな段差がついてしまします。このため徐々に熱を加えて修正しようとしたのですが、なかなか思い通りにならず、「え~イ!」とやったら、左上の写真のようにやっちまいました!そこで泣く泣く右上のように溶けた部分を切り取ります。
平面部分が割と大きい透明パーツを、手持ちのジャンクパーツの中から漁って、1/48 Fw190のキャノピーを選びました。
使えそうな範囲をなるべく大きく切り取り、整形してPBYのキャノピーに接着しました。なお、枠の部分は出来が悪いせいでくっついていたPBYの透明パーツのバリも部分を使いました。
キャノピーを胴体に接着しますが、段差、隙間だらけになるので、パテ大盛りで修正します。
キャノピーがうまく接着できたので、これを一旦機体内部色で塗ります。こうすることで、完成後、キャノピーの内側が、機体内部色で塗装したように見せることができます。
次はいよいよ機体全体の白塗り。キットに施されたリベット穴が埋まってしまわないようにと思い、白のサーフェーサーの使用をやめましたが、やっぱりサーフェーサーを使った方がよかった。
機体、主翼下面などに 白(Mr.カラー#316) を約2瓶使いました。
次に、地味な問題点。PBY-5Aの翼端には可倒式のフロートが付いていますが、この先端部分には小さな眼環(アイ)が付いています。ところがこの部分がとても弱くて、左側のアイは前後2個とも折ってしまいました。なので、この部分はステンレス線を丸めたものを瞬間接着剤で取り付けました。
主翼と機体の上面は グレーFS36118(Mr.カラー#305) で塗装しますが、全体を単一に塗装した後、白を少し混ぜた グレーFS36118 でコントラストをつけます。特に主翼は布張りの面積が大きいので、この効果は絶大です。
さて、今回の最大の問題点である、ボロボロになったデカール。左上の写真のように、機体番号は何とかなりましたが国籍マークは損傷が激しく、使用を諦めました。一旦は代わりのデカールをネットで探してみようとしましたが、なかなか同じものが見つからないので、国籍マークは手描きすることにしました。米軍機の国籍マークは過去にも手描きしたことがありますが、これはなるべくならやりたくない作業です。
機体や主翼下面は下色が白なので星やサークルの部分をマスキングし、ネービーブルーで上塗りすることにします。
主翼上面は少々面倒です。
先ずは一番下の色となる白を塗ります。左上の写真では、一応あたりをつけてから塗ったつもりでしたが、白の中心がやや左によってしまいました。マスキングした上にネービーブルーを吹き付けます。
国籍マークの形のマスキングを施した上に グレーFS36118 を吹き付け、更にコントラストをつけるためのマスキングを施し、塗り直した部分を元のようにウェザリングします。
ここまでやって、ようやく完成が見えてきました。でも、次の更新はまた数カ月後かな?
というところで今回の更新を終わります。次回を乞う御期待!